低温調理器の紹介とローストビーフの火入れが完璧で美味しすぎた話

あんこもちがヘビーユースしていて、買って良かったと思っている調理家電が低温調理器です。

使い方は水を張った深鍋に本体を突っ込んでクリップで固定して、任意の温度と調理時間を設定してスタート。

食材はジップロックのフリーザーバッグなどの密封できる耐熱袋に入れ、湯煎で熱を通す形になります。

自分は0.5℃刻みで温度設定できて水の攪拌力が強く、正確に設定温度をキープできるツヴィリングのものを愛用していますが、ボニークやアイリスオーヤマなども評価か高かったと思います。

低温調理器のメリットは、何といっても均質で失敗のない火入れが出来ること!

また、お肉の水分が流出して固くなると言われる65℃以下での調理が可能なため、仕上がりがしっとりと柔らかいです。

5時間以上の長時間調理にも対応しているため、すじ肉やすね肉などの硬い部分を柔らかくプルプルにすることもできます。

自分が最もよく作っているのはサラダチキンと砂肝のコンフィで、市販品が食べられなくなるほど瑞々しくて美味しいです。

総じて安くで買える硬めのお肉を柔らかく美味しく調理することが得意なため、節約面でも大いに役に立ちそうです。

低温調理器の紹介を書くにあたって、はじめはサラダチキンの調理の流れに沿って話を進めようと思って写真などを準備していたのですが、

サラダチキンのおすすめの味付け方法が2パターンあって優劣が決められず、キーボードを打つ手が止まってしまったため、別の記事にて改めてご紹介します。

今回は調理法が簡単で主役になれて、低温調理での火入れのクオリティが一目でわかるローストビーフを例に取って調理の様子をご紹介します!

冷蔵庫から取り出した牛もも肉の塊の表面のドリップをキッチンペーパーで押さえるようにして拭き取り、ジップロックフリーザーバッグなどの密封できる耐熱調理袋に入れて空気をぴっちり抜きます。

肉を室温に戻す必要はありません。

また、塩味は調理後につけるため、事前に塩胡椒などをすり込む必要もありません。

⚠️注意⚠️

  • 高音での殺菌ができないため、必ず使い捨てのビニール手袋などを着用し、肉を素手で触らないようにしてください!
  • 袋の中に空気が残っていると加熱ムラの原因になるため、極限までフリーザーバッグの空気を抜いてください

フリーザーバッグの空気は、水を張った鍋やボウルに袋を沈めて水圧を利用して抜くのがおすすめです。

下記リンク先のYahoo!ニュースの記事がわかりやすいので、よければ参照してください。

Yahoo!ニュース
知ってる?フリーザーバッグの空気をきれいに抜く裏技「ストローは使わない」簡単で意外な方法(脱サラ料理... フリーザーバッグ(ジッパー付き袋)に食材を入れる際、空気も一緒に入ってしまって「うまく密閉できない…」というご経験はありませんか?どうしても空気が入り込んでしま...

あんこもちの場合は空気をより確実に抜くために真空パック器を使っています。

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この機種を選んだ理由は、操作が簡単で真空にする力が強く、少量なら袋に液体が入っていても使えるためです。(ただし、操作には気を使います)

専用の袋とロールが買いやすく、ランニングコストも安めです。

肉を調理バッグに入れて密封したら低温調理器を57℃/調理時間4時間15分にセットして余熱を開始します。(調理時間は肉の厚みによって変動します。後ほどレシピサイトと共に調理時間を算出できるサイトを紹介します)

水温が57℃に達したらブザーが鳴るので、調理バッグを鍋のお湯の中に沈めます。

※フリーザーバッグを使用する場合はお湯がバッグ内に入らないよう、鍋のフチに洗濯バサミで止めるなどして袋が必要以上に沈まないようにしたほうが良いです。

調理中は放置してて大丈夫です。

あんこもちは前日に肉を買いすぎたため、横でひたすら肉の小分け冷凍と下味をつける作業していました。

低温調理器用のシリコンのフタがあると電気代の節約になります。

低温調理が終わったら、調理バッグを氷水で急冷します。

自分の場合は15分ほど放置して、中まで冷えたかなー?と思ったら調理バッグを開けて塩を投入します。

この時に調理バッグ内の肉汁を捨てないようにご注意ください!(肉汁はソースを作る時に使います)

塩の量は肉の重量の1%です。

あんこもちが調理している肉は400gだったため、4.0gの塩を投入します。

投入したら、肉汁と塩をなじませて塩を溶かします。

溶けたらバッグ内の空気を極力抜きながら口を閉じて、冷蔵庫に入れます。

1時間休ませて肉に塩味をつけます。

1時間たったら、肉をスライスしてソースを作ります。

うーむ、今日も火入れ完璧!!!美味しそう!

ソースの種類はたくさんあるのですが、今日は簡単なわさび醤油のソースにします。

肉汁を小鍋に移して、醤油大さじ2、赤ワイン大さじ2(なければ味醂大さじ2)、砂糖小さじ1(味醂を使う場合は不要)を加えて火にかけます。

1分ほど軽く沸騰させてアルコールを飛ばします。

火を止めて適当な耐熱容器に移してしばし放置。

ぬるくなってきたなと思ったら、お好みの量のわさびを入れて完成です!

ソースの写真を撮り忘れて、食べたあとに残ったものしか撮れませんでした…。

出来上がり量はたっぷり80cc程度になると思います。

全量を肉にかけると多いので、味をみながら量を適宜加減してください。

我が家は刺身醤油のように別皿に取って肉に付けて食べました。

火は入っていながらも、肉は赤味を帯びてしっとりと柔らかく、また肉汁を使ったソースは味の馴染みが抜群で箸が止まらない美味しさです!

夫も息子もあっという間に完食し、夫に至っては高血圧なのに残ったソースをご飯にかけて食べていました。

あ、そういえば「ロースト」ビーフなのに我が家の場合は肉を焼く工程を入れていません。

焼き目と香ばしさを付けたい場合は、いちばん最初か肉に塩味をつける前にさっと焼くとよいのですが、肉が固くなるので避けています。

最後になりましたが、レシピサイトと肉の加熱時間の算出ができるサイトをご紹介します。

どちらもボニークという低温調理器を販売する葉山社中さんが運営されています。

BONIQ(ボニーク)公式低温調理レ...
65℃ BONIQ 特製ソースレシピ「出汁しょうゆ」:鶏のから揚げ 日本最大級の簡単おいしい低温調理レシピサイト
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※リンクのサムネイルがおかしいですが、1番目のリンクがボニークのレシピサイトのローストビーフレシピで、2つ目のリンクが低温調理器加熱時間基準表です。

ボニークの低温調理レシピの充実ぶりは凄いです!低温調理器をお持ちの方や購入を検討されている方は、他のレシピも含めてぜひ一度ご覧ください。

長い記事になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!

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この記事を書いた人

40代半ばの専業主婦。夫と息子の3人家族。マネーリテラシーの低いインデックス投資家です。釣りと料理が好き。宝石と鉱物の沼にハマりかけています。家計の貯蓄はできるけど、お小遣いは常に火の車。※注意※ このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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