手元のモルガナイトのルースを美しく撮りたくて、宝石撮影用のピンセットやマクロレンズやライト等を買ってはしゃいでいた頃、宝石・鉱物収集の先輩からご連絡を頂きました。
「もしよければ、これから先の参考になりそうな宝石ルース等を見繕ってお送りします」とのこと。
すぐに「よろしくお願いします!」と返信して楽しみに待っていたところ、10日ほどで我が家に荷物が届きました。
早速開封!と包みを開けて、腰を抜かしました。

色とりどりの美しい宝石ルースがたくさん散りばめられています!そして中には指輪やネックレスなどのアクセサリーも!!豪華すぎる!!
宝石たちのリストを付けてくださっていたので、まずはリストとルースケースを交互に見比べます。

わたしがケースの並べ方を間違っているのですが、左下のケースがダイヤモンド、ルビー、サファイヤなど最も硬度の高い一群。
左上がエメラルドなどのベリルの仲間とスピネル、ジルコン等。
真ん中の列の下が様々な色合いのクォーツとトルマリン。
真ん中の列の上がガーネットの仲間とサンストーン、タンザナイト、オパールなど。
右側のケースが人工サファイアやキュービックジルコニアなどの人工宝石です。
特殊なものを除けば、ジュエリー加工や収集に向いた代表的な宝石を網羅していると言えそうです。
ダイヤやサファイアなどが入っているケースは、うっかり開けると石をなくしそうなのでそのままにしておくとして。
自分が直感的に綺麗だなと思った石を取り出して撮影することにしました。

上から順にホワイトオパール、アメジスト、アルマンディンガーネット、ブルーアパタイト、シトリン、グリーントルマリン、タンザナイト、ピンクトルマリンです。
ガーネットとタンザナイトは以前から好きな石なんですが、自分、クォーツとトルマリンも好きみたいです。
オパールは長く美しく保つのが難しいので、自分はアクセサリーよりルースの形で持つほうがよいかなあ?
トルマリンは深みのあるグリーンやピンクが美しいです。
続いてアクセサリーに加工してくださっているものに着目します。

指輪はブルートパーズと、このウイスキーのような色合いの石は…インペリアルトパーズだ!
指輪は石が交換できるタイプのようで、ブルーカイアナイトとトルマリンインクォーツの石座を追加で付けてくださっていました。
クォーツの針状のインクルージョンがいい雰囲気。
ネックレスは、はじめ翡翠かなと思ったのですが、クリソプレーズという石でした。
石英の仲間のカルセドニーという石の中で、グリーンアップルみたいな鮮やかな発色のものをクリソプレーズと呼ぶそう。

リングはサイズ違いにしてくださっていたのですが、もう少し痩せないとピンキーリングにしかならないな…。
宝石の中には3000円-5000円程度のお手頃価格で買えるものがあります。
それらには時に内包物や色合いのムラなどがあったりしますが、それもまた味わいがあって美しいものです。
そうした買いやすい値段の石については、空枠(石の付いていない指輪やペンダントの土台で安いものなら1000円程度)を買って、自分で石を留めるのも楽しそうですね!
この記事を書くにあたって少しでも知識を身につけようと「起源がわかる宝石大全」という本を買ったのですが、宝石の歴史、石の生成と耐久性、輝きの仕組み、カットなどなど
記述が充実しすぎていて1週間かけても読み切れず、内容を記事に反映させることを諦めました。

図鑑然としていて文章がかたいため、読むのに少々骨が折れます。
ですが写真がとても美しく、資料としてもよい本です。
家事を忘れて石の写真を撮っていましたが、夕食の準備を思い出して手を止めることにしました。

宝石図鑑を読み終えたら再び「豪華すぎる宝石入門キット」を取り出して、自分なりに石を並び替えて整理し直してみようと思います。
先輩、ありがとうございました!