手持ちの宝石とジュエリーってどんな方法でお店に送ればいいの?
あんこもちは、少ないながらも手持ちの宝石やジュエリーをお仕立てのために送り出した経験があります。
そうした時に疑問に思うのが、どんな方法で送れば安全にジュエラーさんに届けられるの?ということ。
ここで問題になるのは以下の3点です。
大切なのは追跡、対面手渡、補償の有無!
- 追跡の可否
- 対面手渡しかポスト投函か
- 紛失・破損時に補償がされるのか否か
この3つを全て満たす手段は、一般書留、セキュリティゆうパック、宅配便の3つがあります。
それぞれの特徴と注意事項についてご紹介します。
あんこもちがおすすめする送付方法は一般書留です。
一般書留とセキュリティゆうパックの違いは補償額の上限
まずは郵便局から送れる一般書留とセキュリティゆうパックを比較します。
一般書留は通常の郵便料金+480円、セキュリティゆうパックは通常の運賃+420円を支払うことで利用可能です。
補償額の上限が一般書留とセキュリティゆうパックでは異なります。
本当は送れるサイズや重さに加えて送料の計算方法も違うのだけど、そちらのほうは割愛_(┐「ε:)_
ざっくり長辺34cm×短辺25cm×厚さ3cm以内、重さ1kg以内に収まるなら、一般書留の方が安いです。
一般書留の補償額は上乗せ可能
一般書留の補償額は、申告なしなら補償は10万円までですが、追加料金を支払うことで補償の上乗せが可能です。
セキュリティゆうパックの補償は固定
セキュリティゆうパックについては補償は50万円で固定されています。
郵送の場合は一般書留とセキュリティゆうパック以外では補償なし
郵便法の縛りをざっくり説明
宝石やジュエリーを郵送する(日本郵便による輸送である)場合、一般書留とセキュリティゆうパック以外の方法では補償されません。
郵便法により、金、銀、プラチナ、主だった宝石などは「貴重品」と定められており、「書留」で送ることが義務付けられているためです。
ここで言う「書留」とは「一般書留」及びゆうパックにセキュリティサービス(書留機能)を追加した「セキュリティゆうパック」を指します。
簡易書留と通常のゆうパックは書留に含まれない(補償されない)点にご注意ください!
宅配便はルールがシンプル!
ヤマト運輸や佐川急便などの宅配便を利用する場合は郵便法の縛りがないので事情が異なります。
宅配便の場合は貴金属や宝石においても利用可能で30万円まで補償されます。(宅急便コンパクトの場合は3万円まで)
それ以上の補償を求める場合は、運送保険に加入して運賃+運送保険料を支払う必要があります。
保険料はヤマト運輸・佐川急便ともに1万円ごとに10円です。(最低料金50円から)
宅配便の大手各社によってサービス内容や注意点が異なるため、別の記事で内容をまとめました。

書留で送る必要のある貴重品って具体的には何?
書留としなければならない貴金属と宝石類について
詳細は日本郵便のホームページでご確認頂きたいのですが、引用します。
主だった貴金属や宝石類が網羅されています。
金、銀、白金およびこれらを主たる材料とする合金並びにこれらを用いた製品
ダイヤモンド、ルビー、サファイア、アレキサンドライト、クリソベリール、トバーズ、スピネル、エメラルド、アクアマリン、ベール、トールマリン、ジルコン、クリソライト、ガーネット、オパール、ひすい、水晶、めのう、ねこ眼石、とら眼石、くじゃく石、とるこ石、月長石、青金石、クンツアイト、ブラッドストーンおよびヘマタイトならびにこれらを用いた製品
真珠およびこれを用いた製品
青金石ってなんじゃろな?と思ったら、ラピスラズリのことでした。
ここにあがってないレアストーンはどうなんだろう?という疑問はあるのですが、それらについても書留で送ったほうが無難でしょうね_(┐「ε:)_
一般書留をオススメする理由
宅配便のほうがシンプルで考えることが少ないのですが、それでもあんこもちは宝石やジュエリーを送るなら、原則として一般書留を使います。
理由はその時々で最適な補償額を設定することが可能なうえ、補償額を増やすのに必要な料金も宅配便の運送保険に比べて安いためです。
特に100万円を超えるような超高額な宝石・ジュエリーを送る場合は一般書留一択となります。(あんこもちには縁がありませんが)
この記事では、主に
- 簡易書留やゆうパックでは宝石やジュエリーは送れない(補償が出ない)
- 一般書留とセキュリティゆうパックは補償額が違う
- 宅配便はルールがシンプルだけど運送保険料が割高になる
という3点をお伝えしたかったのですが、話が長くなりました。
夜も更けたので、記事を終わりにして休もうと思います。

