投資のHOW TO本かと思ったら全然違う!
“彼はそれを「賢者の投資術」と言った”は、水瀬ケンイチさんが2025年8月に出版された、インデックス投資についての書籍です。
自分は10年前に水瀬ケンイチさんと山崎元さんが共著された”ほったらかし投資術”を読んでインデックス投資を始めました。
途中資金の入れ忘れなどで一時中断した時期もありますが、少額を淡々と入金し続けた結果、2026年1月現在で運用益は92%に達しています。
投資のHOW TO本としては前述の”ほったらかし投資術”がすばらしく完成度が高く、自分の運用スタイルもほぼ固まっていたため、新作である”賢者の投資術”については、急いで読む必要はないのかなーと思っていました。
引越後のバタバタが少し落ち着き、手持ちぶさたに感じた時に何気なく手に取って読み始めました。
水瀬さんの失敗や苦悩が胸に刺さる
“賢者の投資術”の前半(実践編)には、水瀬さんの長い投資生活における失敗や苦悩、一時的な休職を選択された経緯などが描かれています。
水瀬さんのさまざまな経験が自分の胸に刺さる…。
“ウォール街のランダム・ウォーカー”などの往年の名著の内容についてまとめられた一部分が難しかったものの、自分自身の悩みや苦しみと重なる部分が多く、引き込まれてしまいました。
インデックス投資にたどり着くまでもがいて苦しんで、インデックス投資が軌道に乗った矢先のリーマンショックによる暴落と長きに渡る低迷相場。
苦労の絶えなかった水瀬さんですが、それでも淡々とインデックス投資を続けて来られました。
そして、おそらくいちばん苦しかったであろう休職を選択された時には、インデックス投資と築き上げてきた資産に救われることになります。
経験と知見を下地にした理論が自分に馴染む
後半の理論編では、水瀬さんの経験から得られた知見を下地に、インデックス投資を続けていくうえで必要な前提知識や根本的な考え方などについて触れています。
ホントはちょっと難しいことが書いてあったのかもしれませんが、とても読みやすかったです!
さらに他の書籍では見られない特徴として、「投資によって積み上げられた資産をどのように使っていくか」という点について触れられています。
自分にもある程度の知識や運用経験があり、その中で感じてきたことがあるからこそ、「ああそうなのか」「わかる…!!!」という感覚があります。
水瀬さんの知識や経験が灯火となって、自分のいく先を照らしてくれているように感じました。
折に触れて見返したい
投資の本は頭が痛くなるので一気に読めないのですが、途中に家事を挟みながらも2時間半ほどで読み終えてしまいました!
難しさ的には投資初心者の方でも十分読めるのですが、おそらく内容が心に届くのは、ある程度投資経験のある人なのかなと思います。
自分はまだひといきに読んだだけの状態なので、水瀬さんのお伝えしたかったことを十分に読み取れているとはいえない状況かも?
また機会を作って何度か読み返そうと思います。
初心に戻って”ほったらかし投資術”も読みたくなってきたなあ…。
現在の内容に合わせた改訂がされているそうなので、あわせて読もうと思います。

