【お小遣い運用】ジュエリーお仕立て貯金の半分をゴールドの投資信託で積み立てることにしました

金の延べ棒の写真と金相場を見ながら考え込んでいる女性のイラストです
目次

ゴールドの投資信託を積み立てることにしました

SBI証券の投信積立設定画面です。SBI・ iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)を毎月1万円ずつ積み立てようとしています。

おそらく2025年11月開始になってしまうと思うのですが、ジュエリーのお仕立て貯金のうち、半分をゴールドの投資信託を積み立てることにしました。

画像の中に見える月額10,000円という金額は、あんこもちが宝石とジュエリーに使うことができるお金の約半分にあたります。

「金が高騰している今から始めても遅いんじゃない?」と考えながらもゴールドの投資信託の積立開始に踏み切った理由と、なぜ予算の半分にしたのか、実際に積み立てる投資信託商品の選定理由などについて触れようと思います。

金相場の高騰が続きそう

2025年9月29日に、金の価格が1gあたり20,000円の大台を超えました。

今年の金価格の相場上昇のスピードは凄まじく、ジュエリー愛好家の方々があまりの高騰ぶりに悲鳴をあげているのをよく目にします。

未来のことは誰にもわからないですが、「金価格の相場上昇は当分続きそう」というのが、宝石商などのプロの方々も含めたジュエリー界隈の大筋の予想です。

あんこもちは老後を見据えた資産運用をしているのですが、ジュエリーのお仕立て資金など比較的短期(1年から5年ほど?)で支出する予定のものについては、現金や預金で対応するべきという考えのもと、今までは現金のみで積み立てていました。

過去形になってしまったのは、現金のまま積み立てていたら、とても金の相場上昇及びジュエリーのお仕立て費用の上昇に追いつかないのではないか?という不安を覚え始めたためです。

長期的な金相場の変動を把握してみる

金価格の相場変動は、ジュエリーのお仕立て費用に大きな影響を及ぼします。

お仕立て費用は金だけではなくダイヤや各種宝石類の価格によっても左右されますが、安定もしくは緩やかな下落基調にあるダイヤはともかく、色石の価格上昇がこれまた凄まじいです。

ひとまず長期的な金の相場変動を把握するため、三菱マテリアル GOLD PARK内の1978年から2024年までのグラフを参照します。

1978年から2024年の金相場のグラフです。海外価格と国内価格の2つのグラフが表示されています。2018年以降の価格上昇ペースが凄まじいです。
https://gold.mmc.co.jp/market/gold-price/#gold_longspan

1980年前後に一度高くなっていますが、1985年ごろから2006年ごろまでは横ばいですね。

20008年ごろからは上昇傾向で、それ以降は値下がりすることなく上がり続けています。

特に2020年頃からの価格上昇が凄まじいです_(┐「ε:)_

現金価値が下がっているのでは?という不安

一般に世情不安定になり、お金の価値に信頼が置けなくなってくると金価格が上昇すると言われていますが、この登り滝のような上昇はかなりキツい。

トランプ大統領の存在、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルの動向などを考えると、通貨に信頼を置きにくい不安定な状況は当面続きそうです。

トランプ大統領はFRBに利下げの圧力をかけるなどドル安に誘導したいようなので、経済面を考えても金が安値に向かう要素はなさそう。

自分はジュエリーが好きなので金価格に注目していますが、食料品、光熱費、輸送費、建築費、人件費など生活に関わるあらゆるものが大幅な値上げ傾向にあり、以前と比べると同じお金で買えるものの量が明らかに少なくなりました。

生活に関わるあらゆるものが値上がりしているこの状況は、「インフレ(現金の価値が下がっている)」とも言い換えられます。

投資を始める際は、そのリスクについてある程度勉強する人が大半だと思いますが、株や投資信託を売買することだけではなく、実は現金をそのまま持ち続けることにも価値の上昇や減少のリスクが伴います。

特に今の状況だと、現金をそのまま持ち続けるのは価値が下がっていくことを指を咥えて見ているようなものだと思いました。

何をどのように運用する?リスクヘッジという考え方

こうしてお小遣い運用を決意したあんこもちですか、自分の運用目的は「できるかぎり儲けたい」ではなく、「ジュエリーのお仕立てに使う資産」の「金価格や物価の上昇に対するリスクを和らげたい」です。

何に投資するかで少し迷ったのですが、ジュエリーお仕立て代と金相場に着目しているのなら、素直にゴールドに投資するのがよいだろうと考えました。

金相場は今後も上昇することが見込まれていますが、下落する可能性がないわけではない。

どちらに転んでも後悔が少ないよう、お仕立て資金の全てではなく半分を金の投資信託で積み立てることにしました。

自分の考えと行動は「リスクヘッジ」という考え方に基づいています。

リスクヘッジとは、将来起こりうるリスク(危険)を予測し、その損失を最小限に抑えるための対策を講じることです。

SBI・iシェアーズゴールドファンド(為替ヘッジなし)を選んだ理由

今回の金の投資信託に限らず、自分が投資信託を選ぶ場合に最も重視しているのが、信託報酬と呼ばれる管理手数料率の低さです。

次いで純資産額の多さ(ファンドの規模)、目的とする指標からのズレの大きさ(運用の上手さ)などを見ています。

SBI・iシェアーズゴールドファンドは信託報酬が年率0.184%とかなり低く、純資産額も申し分ありません。

具体的な指標の設定が見当たらないので運用の上手さだけチェックできなかったのですが、他のファンドの信託報酬がかなり高かったので選択肢が他にない状況でした。

そしてこれもすごく大切なことなのですが、SBI・iシェアーズゴールドファンドはNISAでの積立が可能です・:*+.\(( °ω° ))/.:+

肝に銘じておくべき 金は”ゼロサム”の資産であるということ

ゼロサムとは参加者全体の得と損の合計が常に0になることを言います。

金という資産は新たな資産価値を産まず、その価値は取引する者同士の需給関係のみで決まります。

一方株式投資の場合は、プラスサムだと言われています。

企業が成長することで配当金や株価上昇益を得られるため、運用者全員が利益を得られる可能性があるのです。

自分はジュエリーを愛好していて金と関わりがあるために金を投資の対象にしましたが、上述のとおり成長性がないため、大きなリターンを得るのは難しそうだと感じています。

格別の事情がなければ大きな金額を投じるのは怖いし、自分には向いていなさそう。

自分は知識がないためこのあたりの感覚をうまく説明できないのですが、インデックス投資ブロガーのkenzさんがゴールドへの投資についての記事を書いてくださっているので、ぜひ参考にしてください。

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金相場を観察する楽しみが増えました

長々とお話ししてしまいましたが、自分にとって初めての短期運用です!

少額ですし、売ったり買ったりを繰り返す機動的な取引をするつもりもありませんが、金相場を観察してちょっと喜んだりびっくりしたりと余裕を持って楽しめればと思っています。

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この記事を書いた人

40代半ばの専業主婦。夫と息子の3人家族。マネーリテラシーの低いインデックス投資家です。釣りと料理が好き。宝石と鉱物の沼にハマりかけています。家計の貯蓄はできるけど、お小遣いは常に火の車。※注意※ このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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