初めて宝石と鉱物のイベントに出かけてモルガナイトの宝石ルースを買った話

先日仕上がったモアサナイトのペンダントトップをセミオーダーする際に、BASE上のいくつかの宝石ショップを見ていたのですが、

ふと「1.5ct程度の大きさのある透明なピンク色の石でネックレスが作れたら可愛いだろうなあ」と思いつきました。

そこでピンク色の石を探してみると、スピネル、トルマリン、ガーネット、クンツァイト、インペリアルトパーズなどがありました。

どれも美しい色をしていましたが、中でも「モルガナイト」という石の桜の花びらか桜貝のような淡いピンクが印象に残りました。

モルガナイトとはベリルと呼ばれる鉱物の中でピンク色をしているもののことです。

ピンクといっても発色はさまざまで、スミレがかった青み寄りの色もあれば、サーモンピンクに近いオレンジがかった色もあります。

エメラルドやアクアマリンと同じ石で、モース硬度は7.5-8です。

十分な硬度があり、加工しやすそう。

桜色であればおそらく自分の肌色に合いますし、色の主張が控えめなので服装を選ばず身につけられそうです。

ただ、写真と実物では印象が違うことがありますし、更には実物を自分の肌色に重ね合わせた時に、色味が合わないということもあり得ます。

「できれば現物を見てみたい。」

そんなことを頭の片隅で考えていました。

年明けの1月5日。ふとXを見ると、ハンズ名古屋でミネラルロマンスという鉱物と宝石のイベントが開催されていることに気づきました。

この日であれば、モアサナイトのペンダントトップをオーダー中の鈴木屋さんが出店されています。

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鈴木屋さんがBASEショップに出品されていたモルガナイトと、お店の中の人=鈴木さんがどんな方なのかが気になり、久しぶりに名古屋に出かけることにしました。

近鉄の急行電車に乗り、1時間ほどで名古屋に到着。

はじめハンズ名古屋がJR名古屋高島屋のビル内にあることがわからず、周辺をぐるぐる歩いて迷子になりました。

なんとか会場に到着すると、とても賑わっています!

お店と石の数が多すぎて、何を見ていいかわからない…。

ミネラルロマンスには宝石だけでなく、各種鉱物の原石も多数販売されていて目を引きます。

15分ほど散策を楽しんだ後に鈴木屋さんのスペースに向かいました。

お客さんが数人いてお話し中だったので、ショーケースの中身をじっくり見せて頂きながらそちらの話にも耳を傾けます。

途中鈴木屋さんの特注ダイヤとVSダイヤのハーフエタニティリングを見せて頂いたのですが、きらめきが凄すぎてレーザービームかと思った…。

「いつか自分の結婚指輪のダイヤの石替えかリフォームをお願いできたら、あれの何分の1かでもキラキラするのかなあ?」と思ったり。

他のお客さんたちのお話がひと段落したところで、鈴木さんに思い切って話しかけました。

  • 桜色の美しいモルガナイトが気になっていること
  • 現物を見たら思ったより色が淡かったこと
  • もっと濃い色をしたピンクトルマリンやインペリアルトパーズも気になるが、どうだろうか?

などについてお尋ねしました。

鈴木さんはショーケースの中のモルガナイトを比較できるようにいくつか出して見せてくださり、その中にはわたしが気になっていたBASEにあげていた石もありました。

そして以下のことを教えてくれました。

  • 濃いめの色のモルガナイトであれば、日焼け肌でも十分色が映えること
  • 淡い色のモルガナイトはいくらでも探せるが、濃い色のものは数が少なく、一期一会になること
  • 例えばトパーズの場合だと割れやすさの問題があり、加工者泣かせの一面があること(トパーズには劈開という一方方向への割れやすさがある)
  • 色の良いインペリアルトパーズは非常に高価であること
  • 加工と保管のしやすさの面でモルガナイトがおすすめであること

わたしの手の甲の上にモルガナイトを乗せてくださったのですが、確かに釣りでこんがり焼けたわたしの手の上でも桜色が映えています。(写真は購入後に自宅で撮影したもの)

また、ネックレスへの加工についてもお尋ねしました。

おおまかな予算についてもお聞きしましたが、迷っていたのが石座やチェーンをゴールドにするかプラチナにするかです。

おそらく石の色味はゴールドのほうが映えるけど、自分がゴールドのチェーンを着けると黄色さが際立ってしまい気になることと

プラチナであれば結婚指輪とお揃いのような感じで身につけられるのではないかと思ったのだが、どちらがよいのだろうか?という点をお尋ねすると

気になることがあると違和感が大きくなって、せっかく仕立てたジュエリーを着けなくなってしまう。

結婚指輪とお揃いにできるなど、自分にとってよいところがあると長く愛用できると思う。

とのお答えが返ってきました。

「そっかー、それならこのモルガナイトを買って後日プラチナのネックレスへのお仕立てをお願いしたいな」と気持ちが固まったのですが

石をこのタイミングで買う予定がなかったため、購入資金の工面が必要ですし、短期間にジュエリーを連続購入した後の更なるお代わりなので、いくら小遣いで買うものとはいえ夫に話を通しておく必要もありそうです。

鈴木さんにお礼を言ってイベント会場をあとにし、主に以下の2点について頭を冷やして考えることにしました。

  • もっと他に自分にとって有意義なお金の使い方があるのではないか?
  • モルガナイトのネックレスを作ったとして、例えば10年先まで愛用できるのか?

1点目については「宝石1点主義ではなく、ある程度は服や靴などとのバランスも取って身につけたいな」とは思ったのですが、痩せないと服のデザインを選べないので、現状ファッションにお金を使ってもあまり意味がなさそうです。

趣味の釣具についても一通りそろっていて欲しいものがありません。

2点目については、石だけでなくデザインも大きく関わってきそうです。

楽しみながらも真剣に考えた結果、バチカンに一粒のメレダイヤをつけたデザインであれば、シンプルながらも華やかさがありよいのでは?との結論に。

デザインのサンプル画像を夫に見せたところ、「ネックレスだけが浮くことはないし、これなら歳を重ねても着けられるな」という反応でした。

おそらくですが、石座やチェーンを華奢にしてしまうと年齢と釣り合わないので、せっかく作るなら惜しみなくプラチナを使ってもらってしっかりした作りにしたほうがよさそうだと思いました。

そんなわけで冷静になって数日考えても「欲しいな」という結論だったので、鈴木屋さんのBASEショップでモルガナイトを注文させてもらいました。

なんと注文の翌日に石が届きました。はやっっ!

改めてじっくり眺めたのですが、光の透ける感じときらめきが美しいです!

他の石を見た経験がほとんどないけど、きっとカットの仕方がよいのだろうなと感じました。

大きさも十分大きく存在感があり、この大きさで濃い色だとかなり目立つため、今の自分にはこのぐらいの淡い色が身につけやすいです。

淡いといっても、どの角度から見ても白っぽさはなくピンクの発色がしっかりしています。

日を置いて眺めてもやはり美しく、嬉しい気持ちになります。

お仕立てに出せるのは半年ほど先になりますが、その日を楽しみにお金を貯めることにします。

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この記事を書いた人

40代半ばの専業主婦。夫と息子の3人家族。マネーリテラシーの低いインデックス投資家です。釣りと料理が好き。宝石と鉱物の沼にハマりかけています。家計の貯蓄はできるけど、お小遣いは常に火の車。※注意※ このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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